「それで、今日はなんで実結ちゃんだましたんだ?」



それには色々あるわけだけど……



「教えない。」



「教えないなら実結ちゃんに玲央の気持ち伝えに行こう。」



そういって奏多は机から離れる。



「俺、お前に気持ちなんて言ったことないけど?」



こんなやつに教えるか!まだ知り合ってそんなに経ってないんだぜ。



「言わなくてもバレバレだし。残念でした。ならマジで行くから。ちゃんと伝えてあげるよ。玲央の代わりに!」



あ~もうそれだけはマジで勘弁!!



「わかったから、落ち着け。」



奏多の腕を握り、動けないようにして机に座らせた。