「せいぜい30点は取れるように頑張るんだな。」



そういって玲央はあたしに向かってニヤリと笑った。



30点だと再テストひっかかってるしダメだよ。



「もー玲央キライ。顔も見たくない!」



そんなあたしの言葉にも動じることなく、あいつは、



「お好きにどうぞ。こっちもお前と話さなくていいならラッキーだ。」



そう言ってガタッとドアを閉めたのだった…