兄弟戦争




あ、今更だけど、一応岡本家の次男。

高校二年の岡本秦。



何回も言うけど俺はアニオタ。

グッズは大量にあるし、ゲームもたくさんするし、深夜はアニメタイム。


友達の影響でこんなんなったけど、今の自分に不満はない。むしろ満足してる。


女の子は二次元で足りてるし特に困ったこともないよ。

あ、お金はなくなってく。

だから家の近くのコンビニでバイトしてる。





「はぁ、続き……」

優との会話を終わらせ、自分の部屋に戻ってきた。


今日はバイトもないし…ゲームデーにするしかない。


俺は再びゲーム機の電源を入れた。



ピロリンッ


さて、葵ちゃんのレベル上げを…


「なあ、秦」


「うわあ!?」


突然真後ろから声が聞こえ、俺は思わず大声を出した。


「…またゲームか、目悪くなるぞ?」


後ろにいたのは光だった。


「ビックリさせんなよ…」

「え?その焦り、もしかしてエロゲ…」

「ち、ちげぇよ‼」



俺の言葉に「あれだろ、アイドルのやつだろ?」とあっさり返答をする俺の弟。


何でそんなこと知ってんの、この人。

俺のいない間に部屋に入られたりしてないよな?


「ここにパッケージ落ちてるぞ?」

「‼」


バレた原因はソファーの上に置いておいたパッケージらしい。

はず。つーか勝手に入ってこないでくれよ。


「ああ、大丈夫だよ。別にそんな気にしてねーし。それよりさっきの兄貴の提案、どう思ってる?」


え?気にしてない。それは良かった。


「……別に。参加する気はない」

女の子は二次元だけで十分だ。


「…だよな、邪魔したな」


そう言うと光は部屋から出てった。


何をしたかったんだ?ま、いいか。



それから俺はゲームに没頭した。