現れた転校生。




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キーンコーンカーンコーン
コーンカーンキーンコーン


「あーーー。疲れたーーー。
まじ数学は俺の天敵だわ。」

光輝が死んだ顔でゆってくる。
勉強全般だめなくせに。笑

「お疲れ光輝。
ね、さっきゆってたこと忘れてないよね?」

「あ、当たり前だろ」

今絶対忘れてたよね。うん。

「ねえ。菜々ちゃんと光輝くん」

「ん?」
「あ?」

「転校生のこに挨拶してなかったよね?」

「あーそうだったね」
「あーそうだな」

「ね!昼休みだし3人で話しかけにいこーよ!」

「そだね!」
「おーう」

ってことで
私達三人は転校生の席へと向かった。



案の定転校生の周りは女子だらけ

「ね!蒼汰くん!一緒に食べよ?」

「蒼汰くーん!連絡先交換しない?」

「ねー蒼汰くんは彼女いるー?」

完全に女子軍は転校生を狙っている

狙っていないのは私と遥だけだ。

彼女達の言ってることに対して

彼は笑って対応している



あれ?でもなんだろ…

目が笑ってない…

とゆうよりは悲しそう…



彼女達の話を交わしながら遥は

「あの!初めまして!
橘蒼汰くんだよね?
同じクラスの渡辺遥です!」

と言って突然後ろを向き

私達に早く早くと手を振っている。

「あ、初めまして。
同じクラスの黒澤奈々です。
よろしくね?蒼汰くん。」

「よっ!俺は春山光輝!
仲良くしろよなっ!」

と挨拶をした。



そして転校生はニコッと笑い

「渡辺さん黒澤さん春山くんよろしくね」

また悲しそうな笑顔で返事をした。