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「よーしこれでHRはおわりだー
お前ら授業さぼるんじゃないぞー?」
『はーい』
また面倒臭そうに返事をした。
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「なーなーちゃんっ♡」
そう声をかけるのは
大好きな親友の渡辺遥(ワタナベハルカ)
高校はいって出会い
毎日のように一緒にいる。
遥は私と違って
背が小さくて細くて声も女の子らしくて
大人しくてとても癒やし系な存在
そんな遥はとてもモテる。
私にとって大事な存在だ。
「あ、遥!おはよー!」
私はいつもどおりに挨拶をする。
「今年も菜々ちゃんと
同じクラスでよかったー♡」
「なになにー?
嬉しい事言ってくれるじゃん!」
「え?だってほんとだもーん♡」
「もう遥ってばー!笑」
「んふふ♡
光輝くんもそーおもうよね?」
遥は私の隣席にいる男に声をかけた。
「…んぁ?俺?」
そう返事したのは
私の唯一の男友達
春山光輝(ハルヤマコウキ)。
光輝とは中1からの付き合いで
何故か偶然にも毎回同じクラスになる
頭は馬鹿だかスポーツは抜群
スタイルも良くて何気人気がある。
「光輝くんも菜々ちゃんと一緒に
同じクラスになれて嬉しいよね?♡」
「はあ?あー、まあ。
てか菜々と毎回クラス一緒になってたから
どーせなると思ってた。」
え、なにこの自信。どこからくるの。
「え?あ、そっか!
菜々ちゃんと光輝くんは
中学から一緒だもんね!」
「そーゆーこと。あ、菜々〜。」
といきなり私に話をふってきた。
「なに?光輝。」
「数学の課題やったー?」
「やったよー。」
「え!まじ?ねー教えてー」
「は!?またやってないの?」
「まあな〜。」
だからなんでそんな自信満々に言うのよ。
「はあー。仕方ないなー。
お昼ジュース奢りね?」
「お!さすが菜々!まじ女神様〜」
「なにそれ。最後キモい。笑」
光輝と話すのは本当に気楽。
なんてゆうか…素で入れる。
もちろん遥とも素でいれるけど
それとはまななんかちがう…。
あ、そういえば私の紹介まだでしたね。
私の名前は黒澤奈々(クロサワナナ)
さっきゆった通り遥かと比べて
私はいたって平凡な顔で体型で
かわいい要素なんてない。
唯一自慢できるのは美白なとこと
そして成績優秀なことくらい。笑
