海に入りたくない瑞穂がいるし、 私達も散々海の中で遊んだので 砂浜で遊ぶことになった。 由香と瑞穂は砂でお城を作っていた。 私は、波の近くに長い木の棒で字を書いた。 “ 大好き ” 。 「誰を想って書いたの?」 和がニヤニヤしながら言ってきた。 別に、春だけじゃなくて・・・ 「みーんな。 この五人の皆が大好き!!」 心の底から、そう思う。 本当だよ? 「俺もだ~い好きっ!」 春はそう言って、鞄の中をあさっている。