sunflower




「あーあ。
 春ちゃんが気ぃ失ったせいで
 時間遅くなっちゃったからな・・
 アイス五人分、おごりでよろしく!」

「えぇ!?」

「いいねぇ♪」

「あれは和がいけないんだろ!?
 まじ最悪ー。」


結局、アイス代は春が払って、

最後に観覧車をバックに

インスタントカメラで写真を撮った。



帰りの電車の中、私は由香の隣に座った。

「ねぇ明?」

「ん?」

「あんた・・・いい彼氏もったね。」

「まぁね♪」

「もし春の彼女が明じゃなかったら、
 奪うのになぁー・・・」

「・・え?」