「行ってらっしゃーい!」
案内のお姉さんの掛け声と共に乗り物が動いた。
乗り物はいろんな動きをしているけど、春の表情は硬直している。
「ぷ、春やっぱ恐いの?」
「い、いや、別に。」
やっぱり、恐いのかな?
でもちょっと可愛い。
乗り物がゆっくりと空に向かう。
もう少しで頂上。
「し、死ぬ。」
「死なないって。」
「ああ、乗らなきゃ良かった。」
「もう遅いって。」
頂上に着いた。
落ちる直前。
「まじで殺す気・・
かあぁぁぁぁぁぁああ!!!」
右を見ると春がバーをしっかり掴んで顔を伏せて叫んでいる。
強がっちゃって。
恐いんじゃん。

