「無理しないで。 昨日、ずいぶん泣いたんだね。 辛かったね。」 そう言ったら、由香は泣き出した。 少し経って落ち着いたら、 「あ、遅くなったけど・・ あけおめ。」 「?・・あけおめ。」 「年賀状も、メールも、送んなかったでしょ? 明からはきてたのにね・・ごめんね。」 「そんな謝んないでよ。 誤解が解けてよかった。 つか、元から陽介が悪いんだから! 恨むならアイツを恨め!」 「本当だよね。 私みたいなイイ女で遊ぶなんて。」 良かった。 いつもの由香だ。