「もうやめてよ。」 勇気を振り絞って言った。 それを示すかのように、声が震えていた。 「お前がここでやらせてくれるってんなら考えてやるよ。」 「嫌だ。」 即行、返事をした。 意味わかんない。 ここで? どうしてやんなきゃいけないのよ。 しかもお前となんて一生やりたくないですよ! 「じゃあ春は・・」 ボカッ 「ざけんなよ! 明は、関係ねぇだろ!?」 「泣いてるなんてカッコ悪り。 じゃ、俺りゃぁ帰る。」 陽介は、唾を地面に吐き捨ててどこかへ行った。 春―――