公園の前に着いた。 ゆっくりと足を進める。 「おっせーんだよ。」 イライラした様子の陽介が、ベンチに座っていた。 「ごめん。・・てゆか、なんの用?」 「まず、裏切ってごめんな。」 何を今更。 本当はそんなこと思ってなかったくせに。 たくさんの遊びの中のひとりでしょ? 私だって、そこまで好きだった訳じゃないけど、、 一応、彼氏なんて初めてだったから。 キス・・とか、初めてだったから・・・ 悔しくて、ムカついて、 涙が出てきた。 出てくんなよ。 泣き虫。