「そうか、太陽か・・・ そりゃデケぇなぁ~。」 切ない顔をする充洋。 「なんかごめんね。」 「なんで謝る? そいつが太陽なら、 俺は空になる。 空はもっとデケぇだろ?」 ニカっと笑う充洋。 この人で、良かったんだ。 良かったんだよね。 四年後―― 「キャー!!葵が立った!!」 「えっ!?うそ!? カメラ、カメラ!!!」 私達の間には子どもが生まれた。 名前は“葵”。