バイトが終わり、帰ろうとした。 そうだった。 待っててって言われたんだった。 私は外で、空を眺めていた。 一番星・・・ 私のお祈り、 届かなかったね。 「待った?」 「いえ。」 向日さんが出てきた。 「乗って。」 私は、言われるがままに向日さんの 車に乗った。 「どこに行くんですか?」 「秘密。」 すっごく嬉しそう。