「ふれるわけないじゃん!あたしだって…好きだよ…!」


泣きながらも一生懸命言ってくれた小谷さん…。


本当に…?


夢じゃ…ない…?


「夢じゃないよ…!」


小谷さんは俺から離れ、涙をいっぱいためて笑いながら言った。


「…あぁ…!」


俺も精一杯の笑顔で返した。


あの時…小谷さんが旅立つ時…


雪哉が勘違いをしていてよかったのかもしれない…。


告白してOKがもらえたとしたら…全然会えなくて結局ダメになっていたかもしれないから。



やっぱり…神様がいい方に導いてくれたのかな…?


な~んてな!


でも、もしそうなら…雪哉と…弥生…


くっつけてなんて言わない…


幸せにしてください…。


俺は…あの2人なしでは幸せになれなかったから…。


「唯斗…どうかした?」


小谷さんに言われてハッと気づく。


「ちょっとな!…さてと!夜のデートにでも行きますか?小谷陽夜さん♪」


俺は小谷さんの前に手を出した。


「はい♪」


置かれた小谷さんの小さな手を握る。


「…かわいいっ!」


「…もぉ!////」


すぐに照れて…すぐに泣いちゃう…


俺のお子ちゃま彼女♪


~end~


次はあとがき☆