今は不安で仕方ない。


…けど、いつか胸を張って言える時がくるかな?


『モデルの仕事は最高です!』って。


「唯斗くん…いいえ、ユイ?もちろんなれるわよ!なんてったって、あたしがスカウトしたんだから!」


末永さんは、ね?とウィンクをした。


俺はこの日、決意を改めた。


ただモデルをやるんじゃない。


一臣さんみたいなモデルになると…。



小谷さん…


俺、頑張るから…。


今より一回りも二回りもでかくなる。


だから、もう一度会ってくれますか?


会って俺の正直な気持ちを伝えさせて…?


罪悪感を持ってる雪哉のためにも…


もちろん俺自身も。