「だよな…。でも俺…いつまで小谷さんを想い続けるんだろ…。雪哉っていう彼氏がいるのにな。」


♪~♪~


突然、弥生の電話が鳴った。


「唯兄…唯兄があたしのところにいるか?って…雪哉から…。」


雪哉が!?


なんで弥生に?


俺の携帯に…って…携帯家に忘れた…。


「いるって送るけどいい?」


俺はコクンとうなずいた。


♪~♪~


「雪哉…なんだって?」


「今から来るって。」


雪哉は何しに来るんだろう…。


予想もつかなかった。


ピーンポーン━


「行ってくるね。」


弥生が玄関に行った。


「雪哉…何があったんだよ…。」


タッタッタッ…と階段をのぼる音が聞こえる。


ガチャ━


「兄貴…!俺…兄貴に言わなきゃならないことがある!」


…え!?


い…言いたいこと!?


「水島くん…とりあえず座りなよ?ね?」


「…あぁ。」


弥生に言われ、雪哉は座った。


「兄貴…俺…別れたんだ…。陽夜先輩と…。」


え…。


雪哉と…小谷さんが…わか…れた…?


俺は声が出なかった。