そんな中、希望がふりそそいだ。

いくら汚染されていても、今だ、かつての姿のままの自然はどこにでもいる。


私はそこで終わろうとした。


人間の利益のためだけに死ぬのなら、おおいなる自然に殺されたほうがましだと思ったからだ。


私は川に足先、膝、太もも、尻、腹、胸…と
川と一つになろうとした。


阻止の声が聞こえるまで。

「なにしているんですか!!」