…そしてお父様が愛していらっしゃった貴方のもう一人のお父様に…きっと…たくされている気がしますから…。




そしてキセキ様がすっかり寝てしまわれた夜でした。
私はご両親方に呼ばれました。


ご両親方は、あのくそ教師の噂を聞いていたそうです。

「火がないところに煙は出ない。
キセキを転校させたいのだ。」
「…お待ちください。」
「…珍しく反感しましたね、八代さん。
…やはり…キセキは何かをしようと…してますね。」
「…そ…それは…。」
「あの子はプライドが高い…。誰に似たのか(笑)。それに…ちょっとだけ特別…。」