八代さんが後から学校に来た。


八代さんと、俺達仲良し三人で、校舎に隠れていた。


ギュルルル…。
「腹減った。」

「にっしー我慢!僕も辛抱してるんだよ!」

「こ…声大きいよ?キセキくん。」
「…!お坊ちゃま方!お静かに!」

コツン。それは人の足音。

夜の校舎は亡者が集う。

俺は確かに今日は理科室から出るな、と、指示したはずだが…。

「お坊ちゃま、これ、人の足音です。歩き方に、確かな質量が感じられます。」

…八代さん、何者…?