「おーいキセキ!ひな!帰るぞ!」


仮家も近いし、俺は他クラスではあるが、キセキ、ひなとよく帰っている。


「にっしー…。僕達二人、調べたいことがあるから…。」

「へ?…なら、俺も協力するぜ?」
「だ…ダメだよ…にっしー。ちょっと危険なことだから…。」

「…マジのやつか?」
「小淦先生のことだよ。」
「…ああ、超ひいきやろうね。」

そして、シシに近頃死ぬ奴と教えてもらったゲスヤロウ。

「この学校で、かなりの数で、生徒が朝帰りするってやつがあるだろ?今日朝礼でいってたでしょ?」

「でも、それって3年生以上で、しかも見つけるのはいつも小淦先生…怪し過ぎだろ?」


「…なんでキセキはそんなことしってんの?」

「親の力?」


…金持ち…何を…。