「お父さん。僕、三年生になったんだ。
春に会いにいけなくて…報告できなくてゴメンね。
僕…最近困っていることがあるの。
僕は…いいけれど、お母さんと、もう一人のお父さんを見守ってあげてね。

…ごめんね、…普通の子供じゃなくて。」



…やはり。


こいつ…。


『よう、キセキ。
…あなた、やはり…紀野優哉の縁者か。』

「…。」

キセキは、私を無視して、八代のところまでいってしまった。


なんか、いらついた。