こわい。キセキくんがいても、こわい。



そしたら、いきなり前がみえなくなった。


キセキくんがわたしをだきしめたんだ。


なにがおきてるのか、わからないけど、


「あら、僕、偉いね!!さ、長荒家の坊ちゃんでしょ?おとなしく捕まりなさいよ!!」


…こわい女の大人の声がした。
これからの記憶はない。