一郎丸様の最後の日が来た。

死神が連れ去るのを見るのは二度目だ。

キセキは、ずっとおじ様の前にいる。

キセキが、おおおじさんは、どうなるの?と、聞いてきた。     

私ではなく、おじ様は、神様に褒められるところだよ、でも、そこは、もう二度と、ここにはこれないんだよ、とおっしゃっていた。



なんでも【完璧】なキセキでも、死に関しては…。


俺は、親戚一同を呼んで、きたるべき運命に備えた。