もう人気者には恋をしない

「というわけで須藤さん……
 ぼちぼち行きますか。サッカーの館へ」


 先輩は再び、クマさんの頭を被った。

 やっぱり……行かなきゃダメですか。


「せっ、先輩……」

「先輩じゃなくてクマさんだよ、映見ちゃん♪」


 もうクマさんになりきってる。


「あ、クマさん……お、お願いします……」

「ウフ♪しっかりついてきてね♪」

「はい……」


 再び恐怖に怯えてきた。

 でも、中身は後藤先輩と知ったら、さっきより入る気になれた。

 見た目クマさんの後藤先輩に連れられて、恐怖・サッカーの館へと入っていった。