もう人気者には恋をしない

「実はね俺……着ぐるみって一回着てみたかったんだよねー。なりきって演じるのも楽しそうだし……
 いやぁしかし、中はホント暑い。
 着ぐるみの仕事をしてる人、マジで尊敬するよ」


 先輩は、クマさんの頭を床に置いた。

 ホント暑そう。少し汗をかいてる。


「じゃあ先輩は、これを着てみたいがために、この役を選んだんですか?」

「まぁー……そんなとこかな♪」


 はぁー……なんか信じられない。
 まさかこんなクジで、後藤先輩を当てちゃうなんて。