もう人気者には恋をしない

*

ーー三年後。


「相葉ーっ!!行ったぞー!!」

「はいっ!!」


 俺が蹴ったむちゃなロングパスを、相葉は見事に受け止めた。

 うん。やっぱり相葉には、サッカーの才能がある。

 フッ。俺の目に……狂いはなかった。

 と思っていた矢先に、相葉がボールを変な方向へと蹴った。

 ……たまにああいうミスをするけどな。


 相葉は「すみませーん!」と謝りながら、ボールを取りに行った。