運び屋の受難




「如月さんって、昨日閉店作業してくれてたよね? 金庫から十万円なくなってるんだけど何か知らない? いや、疑ってるわけじゃないんだけど」

店長に尋ねられた。
まったく身に覚えはなかった。

「知りません」と答えると、店長は微妙な表情を浮かべて立ち去った。


その日から、店員達から私への態度はよそよそしくなっていった。