運び屋の受難




個人経営のスーパーでアルバイトしていた私。その店長は優しくていい人。
私にも他の人にも、分け隔てなく接してくれるような人だった。

仕事をうまくこなせば褒めてくれたし、廃棄予定のお弁当をくれたりもした。

頼れる人がいなかった私にとって、初めてできた信頼に足る人だと思っていた。

この頃が、過去で一番幸せなひとときだった。




だけど、たったひとつの悪意が、そんな日常を壊してしまった。