「やっぱり運び屋なだけあるって言うのかな。逃げるの上手だね」 どうしてこいつがいるのか。考えなくてもわかる答え。 それはこいつが私に賞金をかけた本人だから、だろう。 「それにしてもまさかあの状況から抵抗するなんてね。面白かったけど。 だけどそんな無茶するから気絶するまで殴られるはめになるんだよ。もっと賢く生きなきゃ」 特殊警棒様々だ。必死の抵抗は、あいつら数人と私が怪我をするという結末を生んだ。