運び屋の受難


「分析は終わったかな、可愛らしい運び屋さん」

「っ!」

金属バットを大きく振りかぶる死神。
私は体に力を入れ目を強く閉じた。


ガキィンと大きな音が倉庫に響く。私の体に新たな痛みはない。

そっと目を開くと、引き続き楽しそうに笑う死神。地面を叩いたようだ。
多分威嚇。そしてその効果は絶大。



殺される。

……いや、こんなとこで、死んでたまるか。