少し待つと、厳つい男の人が部屋に入ってきた。ヤクザってよりもチンピラって感じの人。 「じゃあこの子お願いね」 チンピラは私を乱暴に担いだ。怪我してるんだから、少しは気を遣ってほしい。 「ハルちゃん、巻き込んでごめんね」 私が部屋から出る直前、トオルさんは悲しそうな笑顔で言った。