運び屋の受難



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「痛……」

目を開く。
いつの間にか気を失っていたみたいだ。

両脚に出来た銃創が痛む。


「もうちょっと待っててねぇ」

眼鏡を外し、スーツを着崩した遠山さんが言う。
手に持っているのは、さっき私を撃った銃だ。