運び屋の受難



「…起きたんだ? おはよ」

トオルさんは目を開き、眠たそうにあくびをした。

「……おはよ」

トオルさんは手を伸ばし、私の首に触れてくる。

「あは、跡残ったね。
嬉しいな。君は俺のモノだっていう証みたいだ」

「……」

全身につけられた咬み跡とキスマーク。
それを見て、いつもの食えない笑みを浮かべた。