運び屋の受難



「君も不運だね。あの場にさえいなければ死なずに済んだのに」

バーで見たときと同じように、にこやかに笑う。
青年の血に濡れた姿が街灯で照らされた。



二十年間の人生で、確実にこれが最大の恐怖だ。