幸香は、小さく微笑んだ。
すーっ、と差し込んでくる日差しが、白い肌を捉える。
透き通りそうなくらいきらきらとした横顔が、とても綺麗。
それなのに何か、もやっ、とした感覚が残るのはどうしてだろう。
心の隅から溢れだす奇妙なものを押し出すように、僕は口を開いた。
「幸香は?中学の頃は部活やってたの?」
無理矢理かもしれないけど、部活繋がりなら大丈夫かと思って、そんな話を繰り出してみた。
「うん、一応ね。
中学は強制的に何かに入らなきゃいけなくて……。バドミントン部だったの」
「え、すごいね。しかも、バドミントンって人気ありそうだし、モテたんじゃない?」
「そうでもないよ。部活なんかだと、そんな華やかなものでもないし……。
それよりも、野球部の方がモテるでしょ?柴本くんは背も高いし、格好良いし……」


