私は空気を吸い込んで、叫んだ。


「ちょっと待てーーーーい!!!」


流石の男達もびっくりしたっぽい。


「え、れいちゃん…?」


「いや、まさか!!そんな筈ないだろ?!」


「え、でもれいちゃんそっくりじゃないか?!」


うるさいな!!


「私は川前玲歌だ!!その女の子に絡むのやめなさい!!
サインしてあげるから!!!」


これでどうだ!

あ、でもわかんないな…。

向こうの女の子すっごく可愛いわ…。

男達五人いるから3人絡んで、2人サインくれって言いそう…


「え?!まじで?!貰うぞ!おめぇら!!」


あ、よかった。女の子はほっとしてる。