それを見て、私の顔も引きつる。


「うん…そうなんだよね……。先輩に近づけるようにどうしたらいいかな?すずちゃん」


「んー?そうねぇ……妃奈は可愛いからすぐ覚えてもらえると思うけどね」


「えっ?!何言ってるの?!私は可愛くなんてないよ!」

そう言うと、すずちゃんにため息をつかれた。

すずちゃんは、長い髪をかきあげた。

そんな姿でさえ綺麗で見とれてしまう。