「えっ!?」 思わず呆気にとらわれる。 嬉しすぎる?! 心臓が飛び跳ねる。 私の心臓はさっきから忙しい。 「でも……、ごめんって……っ。」 「あ、それは……、ほら、彼氏でもなんでもないのに、嬉しすぎるってキモいかなって……。」 な、なんて、かわいいの。 きゅううって胸が締め付けられる。 「そ、そんなことないデス。」 恥ずかしさで色々ぐちゃぐちゃ。 「あと、俺、その知ってたんだ、キミのこと。同じ車両で、その、俺も気になってた。」