キミからしたら、きっと気持ち悪いだろう。 知らない人からの告白。 知らない人からのチョコ。 私でも、ちょっと気持ち悪いだろうなって思った。 でも、普段内気な私がこんな公衆の面前で告えたのは、あなたがよ知らない人だからかな。 あなたが、友達でもなんでもないからかな。 もし、失敗しても、嫌われても、あの車両に乗らないで、会わなきゃいいだけだからかな。 気持ちが楽なんだ、今。 私は、最後の言葉を笑顔で言った。 「受け取って……くれますか。」