午後4時。 道に迷いながらの連続で、 やっと、着きました。 中央高校。 胸が高鳴る。 生徒達は、下校ラッシュ。 皆、一斉に玄関から出てくる。 私の制服を見るなり、 「他高生だ。」「何してんだろー。」 などと、奇怪な目で見る。 恥ずかしいけど、渡すまで、怯まない。