友人達side


「うわー、せーいしゅん!」


「それな!うらやま~!」


「成功するといいなー!」


「あ、それにしてもさー、あの子の話で思い出したんだけど、」


「ん?」


「早朝、中央高校の男子いなかったー?ウチ、部活の朝練してた時、見かけたんだけど~、」


「え?!あの子の好きな人がいるっていう中央??まじで!」


「あ、それ、私も見たよ!なんか、……みさきって人探して……た。」


「え?!何それ、デジャブじゃん!!」


「あの子の話聞いた時、びっくりしたけど、繋がるよね……。あの子の好きな人が早朝、ここに来てて、だから、電車に乗ってなかったってゆー……、」


「それじゃあ、みさきさんってここの……?」


「な!みんな、考えすぎじゃん!関係ないってーー!」


「そ、そうだね!」


みんな、一斉に笑いあう。


空笑いであることは、互いに気づかないフリをした。



友人side-end