好きと言わないで


友達関係だって、私が好き好んでいる訳ではなく、みんなが私の話す恋愛ゲームに興味を持っているだけ。
他の話なんてしない。恋愛だけ。
みんなの恋ばなだったり、私のゲームの話だったり。

胡桃は、いつもうんざりしていた。
回りが恋愛にしか関心がなくて、他を見ないから。
それに胡桃は、一途だから遊んだりせず、本当に好きな人と付き合いたい主義。

まぁ、きっとこれが普通の考えなのだろう。

「胡桃にはわからないよ」

胡桃がどちらの意味でもうやめなよって言ったのかわからない。
でもどちらにせよ私の言う言葉は同じ。

「これじゃあ彩音は、あんなに嫌いなおばさんと同じじゃない」

胡桃がもうやめなよって言ったのはきっと前者の意味。
何故ならお母さんの名前が出てきたから。