「あ、これね。俺の御守りなんだ。」 御守り。そう聞いたときに、なんでこんなにいろいろ瀬能さんにせがんでしまったのか私はわからなくなってしまった。 「そんな、御守りをもらって大丈夫なんですか?」 「うん、俺にはもう必要ないから」 そう言った瀬能さんは、とても寂しげに感じた。 そこからの時間はあっという間だった。 瀬能さんと別れて家について、そしてまた明日が始まる。 淡々とした日常がまた始まろうとしていた。