好きと言わないで


そんな疑問を抱くと瀬能さんは言った。

「彩音ちゃん!行こう!」

そう言って私の手をとって歩きだした。
それはまるで王子さまのように

「え、え!?ど、どこに?」

「いいから、いいから」

ご飯なら食べてしまった。
だけど、それでもいいかな?
なんて考えた。

電話のときとはまるで別人のような瀬能さん。
意外に積極的だった。


一体、どこにいくつもりなのだろう。

私には予想がつかなかった。