それも今日のようにラップをかけて置いておいた。
学校から帰ると小さなメモが残されていた。
『美味しかったです。』
その一文字だけだったけれど私は泣いて喜んだ。
幼い私は、その一言が欲しくて馬鹿みたいに料理を練習した。
胡桃のお母さんに頼めば料理は教えてくれる。毎日毎日胡桃の家に通ってはおばさんに料理を習った。
「彩音ちゃん、料理とっても上手ね。才能あるわよ」
「ありがとう!おばさん!ママ、喜んでくれるかな?」
「絶対に喜ぶわ!おばさんが保証する」
「うん!彩音、頑張るね」
おばさんに料理を教わったお陰で今は生活に困らないぐらいの料理は作れるようになった。



