鈍恋diary

「お前…なんか今腹立つコト考えてねぇか？」

「え？なんで？」

「なんとなく、ロクな事考えてない顔してた」

勘は鋭い…ってか、あたしが顔に出やすい？

「いや…あんたと付き合う人ってなんか大変そうだと思っただけだけど？」

「そんな物好きいないと思うけど？…てか、お前には言われたくねぇかも」

「そんな物好きもいないわ…いても遠慮するし。あんたは可愛い顔してるし、黙ってればモテる気がするけどなぁ」

「可愛いとか言われても嬉しくねぇし。それ、外見だけって言ってんのと同じですけど？」

そういう意味で言ったから、それでいいんだけど…

「だって…あたしはあんたの事よく知らないし。確実なの見た目だけだから」

「まぁ、そうだけど…お前ってホント、オブラートに包むとかないんだな」

「思ってもない事言いたくないだけ。それにあんたに媚び売る必要もない」

「わからなくはないけど、それ損する性格だな…バカ正直すぎんだよ」

余計なお世話…損得で動いてもいいように利用されるだけじゃん。