「ナオ、マイク貸せ!」 「…って、もう取ってんだろ」 「タカ…いきなりキレてるお前のが場をシラけさせてっから。ソレわかってんの?」 「うっせぇよ!知るか、そんな事」 可愛い顔してるのに貴史君ってキレるとヤバいのか、ひと睨みで博信君も尚之君も黙らせてしまった。 二次元とかならギャップ萌えとか思いそうだけど、あたしに対してキレてる貴史君見てたらそんな事思える訳もなくて… あたしは突き付けられたマイクを握るしかできなかった。