2015.2.14~Valentine Love~






昨日みたいだ。




「だ、だいじょぶです……えと、その、」





なんか、そんなに優しく触れられると照れてしまうんですが……。




「えっ?あ、ごめん!」





慌てて手を引っ込める東雲くん。





あたしはというと、少しだけ顔をうつむかせていた。




どうしよう、顔が赤い。




早く治って……!!





そう思えば思うほど赤くなっているような感覚に陥る。





「深町さん?本当にゴメンな」




「いっ、いいえ!平気ですっ!」





バッと顔をあげると、近くに東雲くんの顔があった。





彼は本気で心配してくれているようだ。