昨日みたいだ。 「だ、だいじょぶです……えと、その、」 なんか、そんなに優しく触れられると照れてしまうんですが……。 「えっ?あ、ごめん!」 慌てて手を引っ込める東雲くん。 あたしはというと、少しだけ顔をうつむかせていた。 どうしよう、顔が赤い。 早く治って……!! そう思えば思うほど赤くなっているような感覚に陥る。 「深町さん?本当にゴメンな」 「いっ、いいえ!平気ですっ!」 バッと顔をあげると、近くに東雲くんの顔があった。 彼は本気で心配してくれているようだ。