「環ー、俺ら先に帰っとくなー」 「は?なんでだよ、お前らは?」 「俺らは小林さんと3人で先に帰っとく」 コソッと吉川くんが東雲くんに耳打ちする。 それを聞いた東雲くんは、はぁっ!?と言って少し頬を染めていた。 「じゃあなー」 そう言って出て行く皆本くんに続いて吉川くんと優里も出て行く。 「い、っちゃった……」 そうポツリとつぶやくと、東雲くんがあたしを見る。 「片づけて……俺らも帰ろうか」 「え?あ、ハイ」 なぜかあたしたちのだけそのまま片づけていなかった。