2015.2.14~Valentine Love~






「環ー、俺ら先に帰っとくなー」




「は?なんでだよ、お前らは?」





「俺らは小林さんと3人で先に帰っとく」





コソッと吉川くんが東雲くんに耳打ちする。





それを聞いた東雲くんは、はぁっ!?と言って少し頬を染めていた。





「じゃあなー」




そう言って出て行く皆本くんに続いて吉川くんと優里も出て行く。





「い、っちゃった……」




そうポツリとつぶやくと、東雲くんがあたしを見る。





「片づけて……俺らも帰ろうか」




「え?あ、ハイ」




なぜかあたしたちのだけそのまま片づけていなかった。