「結構有名だよ?愛想が良くてイケメンだけどチャラチャラしてないからいいってかなり人気」 そ、そうなんだ……。 あたし、そんな人と知り合いに……。 「ま、結愛が恋してるなら応援するよ?」 「え……え!?恋って、そんなんじゃ……」 ガチャッ 「あれ、深町さん……と小林さん。早かったね」 扉の方を見ると、東雲くんとその友達の男子2人が立っていた。 「この子が環の言う女の子?小林さん……の方?」 「いや、深町さんの方じゃねぇの!?」 東雲くんの後ろでそう言っている。